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作品説明
新生「●小町」。人気上昇中、新進気鋭のアイドルグループである。そんな彼女らのライブを遠巻きに眺める、1人の男がいた。いかにも高そうなスーツに身を包む、小太りで初老の男。ドルオタという雰囲気ではないが、彼の視線は先ほどからセンターを務める、1人の少女に向けられていた。「……有●かなが気になりますか?」側近と思しき黒服が、気を利かせ男に声を掛ける。「有●かな?聞いたことある名前だね」「元々子〇で有名でしたから、その所為かと」「ふぅん……いいね、可愛いじゃないか」男がかなに興味を示す。それは「どんな手段を使っても俺の元へ連れてこい」という意思表示だった。黒服は瞬時にその意図を理解し、何も言わず頭を下げる。有●かなをホテルに連れ出すのは容易ではなかった。彼女自身のガードの固さに加え、所属する「苺プロ」は小規模ながら業界内でもコンプライアンス意識の高さで知られた事務所。まして売れない地下アイドルならともかく、「●小町」は今まさに売り出し中の人気アイドル。下手な枕営業は逆効果になりかねない。そこで黒服は、有●かな個人を懐柔する方針に切り替えた。彼女が内心、アイドル業に嫌気が差し、女優業に戻りたがっている事を目ざとく嗅ぎつけたのだ。「超人気コミック実写ドラマ化の主演女優」そんな条件を餌に、黒服はかなをホテルへと誘い込む。普段の彼女なら、こんな危ない誘いには乗らなかっただろう。だが、タイミングが悪かった。他メンバーの人気に押され、自信喪失。好きな相手に避けられ、半ば自暴自棄になっていたメンタル。そして、生来の圧しに弱い性格。●小町ほどの人気アイドルを抱える苺プロが、所属メンバーのプライベートに比較的放任主義を取っていたことも、彼女にとっては不運だった。下着姿の撮影だけだから───そう告げられ、かなはとうとう履いていたスカートをたくし上げ、カメラの前に下着姿を晒す。だが、ここまでお膳立てされ、下着の撮影だけで済むはずもなかった。シナリオ解説画像を含め、差分込み本編500枚です。(画像の生成にAIを使用しています)